今回は、『PASECO(パセコ) 対流形石油ストーブ CAMP-25』を購入したので開封レビューしていきます。
PASECOは今年日本上陸したばかりのため、口コミやレビューが少ないですが、『どうぞキャンプで使ってください』と言わんばかりのスペックに後押しされ、とうとう買ってしまいました!
キャンプで使う灯油ストーブといえば、トヨトミやフジカ、アルパカストーブなどが有名ですね。
ですが、こちらのパセコちゃんもすごいんです。何がすごいって、収納時に小さく変形し小型化できるんです!
灯油ストーブは、暖かくて冬キャンプの心強い味方ですが、大きくて積載に苦労されている方も多いのではないでしょうか?
CAMP-25はそんな悩みを解決してくれる画期的なストーブです!
今回はパセコのCAMP-25を、現在愛用しているアルパカとのサイズ比較なども交えながら、細部をレビューしていきます。
CAMP-25の購入を検討している方や、キャンプ用の灯油ストーブ選びで悩んでいる方などに、参考にしていただければ幸いです。
Youtubeにもアルパカとの暖房能力の検証動画をアップしています!
よかったらこちらもご覧ください!
PASECO(パセコ)ってどんなメーカー?
今年から代理店が入り、正規品として日本で販売され始めたばかりのため、あまり聞き慣れないメーカーですが、中東シェアNo.1の信頼性の高い暖房器具メーカーです。
いざ開封!CAMP-25の同封品
発泡スチロールでしっかり固定されています。
良い色味!カラーはブラック・アーミーグリーンの2種で、私はアーミーグリーンにしました。
想像よりもグリーンは控えめで、グレーっぽい印象を受けました。
おしゃれなキャンプサイトにもピッタリな良い色味で、私はすごく好きです!
取扱説明書です。取扱説明書も日本語で安心です。
使用方法や注意点が細かく掲載されています。
内容物は、
- ストーブ本体
- 五徳
- 電池
- 取扱説明書
となっております。
CAMP-25の外観
それでは、外観を細かく見ていきましょう!
まずは、収納時の小型化した状態がこちら。高さが44cmです。
先述しましたが、実はこちらのパセコちゃん、収納時に本体が変形し、小型化するすごい子なんです!
アルパカストーブが高さ40.5cmなので、その差わずか4cm程度!
暖房出力が約2倍にも関わらず、高さがあまり変わらないのは素晴らしい!
続いて使用時の状態です。高さが57cm。小型化時より+13cm大きくなります。
こうしてみると、トヨトミのギアミッション(KS-GE67)に似ていますね。
ギアミッションは高さ約58cmなので、大きさはほとんど同じです。
ギアミッションとは暖房出力もほとんど同じです。
ただ、ギアミッションは小型化できないので、積載に余裕がないと厳しいですね。
付属の五徳をつけるとこんな感じです。五徳をつけると高さは61.5cmになります(+4.5cm)
五徳はツメに引っ掛けて取り付けます。少し固めです。
点火した後は五徳も熱くなるので点火後の取り外しは簡単ではないと感じました。
油量計です。英語表記でシンプルで良いです。
給油口です。キャップはしっかりと閉まる印象です。
給油口のサイズは直径2.1cm〜2.2cm程度。
給油口のパッキンもしっかりとしている印象で、灯油漏れの心配は少ないのではないかと思います。
給油口のサイズは直径約2cmなので、給油ノズルはそれ以下のものがおすすめです。
こちらのハンドルのボタンを押すことで、ストーブを小型化したり伸縮させます。
ハンドルは左右に付いており、移動時の持ち運びの際も持ちやすいです。
アルパカストーブは吊り手を持って運んでいますが、このハンドルのおかげでCAMP-25の方が重いにも関わらず断然持ち運びがしやすいです!
吊り手もついていますが、ハンドルの方が持ちやすいのであまり使っていません。
背面には電池ケースがあります。
こちらに単2電池×4本入れることで、点火レバーによる点火が可能です。
燃焼筒にマッチなどで火をつけるより、点火が超簡単です!
PASECOロゴのついた扉は、燃焼筒の扉です。
開けると燃焼筒つまみがあり、点火レバー(電池点火)を使用しない場合に、マッチなどでこちらから点火します。
基本的には点火レバーを使用するのであまり使いません。
使用方法や注意の書かれたシールも日本語です。
ストーブを点火してみた!
まずは灯油を入れます。
初回は、芯に灯油が十分染みこませてから(給油後30分程度)点火します。
点火は簡単です。
コントロールダイヤルを時計回りに回して芯を上げます。
最後まで回したら、点火レバーを右側に押して点火します。
点火!!火は少しずつ大きくなりだんだん安定してきます。
めちゃくちゃあったかい!てかあっつい!!
上に手をかざした時の熱風がアルパカよりもかなり強いです。さすがは2倍の出力。
火をつけて、よーく見るとわかるのですが、のぞき窓に擦れた傷のようなものが見えますが、こちらは不良ではないそうです。
のぞき窓には「雲母」という材質が使用されており、この材質が形成される過程で自然に層と境界が生じて傷がついたように見えるそうです。
CAMP-25のスペックを他製品との比較
[PASECO]CAMP-25 | [トヨトミ]ギアミッション(KS-GE67) | newアルパカストーブ(TS-77JS-C) | |
サイズ | 直径44.5cm×高さ44cm〜57cm | 直径48.2cm×高さ58.3cm | 直径35cm×高さ40.5cm |
重さ | 11.5kg | 11.0kg | 6.6㎏ |
暖房出力 | 6.4kW/h | 6.66kW/h | 3.0kW/h |
燃料タンク | 7L | 6.3L | 3.7L |
燃焼時間 | 約10時間 | 約9.7時間 | 約10時間 |
価格 | 39,600円 | 35,200円 | 30,800円(ブラック・ケース付き) 34,100円(オリーブ・ケース付き) |
CAMP-25のスペックはほとんどギアミッションと同等ですね。
アルパカと比較すると暖房出力は2倍!!なので大型のテントを使用した大人数でのキャンプに適していると言えます。
アルパカストーブと大きさを比較
アルパカストーブと大きさを比べていきます。
まずは、通常の状態から!
さすがは倍の暖房出力があるだけ大きいですね。2倍とまではいかないものの高さは全然違いますね。
パセコ:57cm、アルパカ:40.5cm
続いてCAMP-25を小型化した状態を比較していきます!
どうですか?めちゃくちゃコンパクトに変形することがわかると思います!
横幅こそ大きいものの、高さは少し大きい程度で、これだけコンパクトになって高出力ってのが一番のメリットだと思います。
CAMP-25の特徴と良いところ!
トップクラスの高火力
暖房出力は6.4kw/h。アウトドア専用のモデルとして販売されていますが、寒冷地の木造16畳ほどに対応する暖房能力があります。市販のキャンプで使える対流形石油ストーブの中では、トップクラスの暖房出力です。
収納時は小型化できる!キャンプでの積載に◎
小型化するストーブは、おそらくCAMP-25が初!
冬キャンプは防寒装備なので荷物が多くなりがちです。高火力ストーブが小型化して積載できると非常に助かります。
ミリタリー感のあるカラーリング
アーミーグリーンは主張しすぎない程よいグリーンです。先述の通り光具合によってグレーのような色味にも見えたりします。おしゃれなキャンプサイトにもマッチする絶妙なカラーリングです!
注意点と気になるところ
屋外使用専用
キャンプでよく使われている灯油ストーブと、トヨトミやフジカ、アルパカストーブなどは、「JHIA認証」という認証を取得しています。
「JHIA認証」とは、品質や安全性を保証する日本の第三者機関の認証です。
しかしPASECOのストーブは、「JHIA未取得」のため屋内で使用することができません。
ただし、十分な換気を実施した上で、私が実際にテント内で使用してみたところ、問題はありませんでした。一酸化炭素チェッカーの警報もなりませんでした。
ケースは別売り
ケースは付属していないので、必要あれば別途用意する必要があります。
別売りの純正ケースはこちらです!
他にも社外品でストーブケースとして良さそうなものがあるので、今後検討していきたいと思います!!
オレゴニアンキャンパーのトラッシュボックスなんかすごくかっこいいんですが、少しだけサイズが小さそう。。
まとめ
トップクラスの暖房出力を備えながらも、収納時に小型化できて積載性も良いPASECOのCAMP-25。このストーブを持って快適な冬キャンプを満喫してみてはいかがでしょうか?!
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